リモートで同時通訳

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こんにちは、キャタルコミュニケーションズのパートナー/登録通訳者のNです!。 昨年、都内の大学院で通訳翻訳理論を学び、修士論文の執筆にあたってはリモート通訳について研究しました。 研究では多くの通訳者の方々にご協力いただき、コロナ禍でのリモート通訳の実態について様々なお話やご意見をお伺いすることができました。 中でも、リモート通訳中の通訳者のマルチタスクについては改めて考えさせれるものがありました。 例えば、通訳者が自宅からリモートで同時通訳を行う場合、下記の作業が発生する可能性があります。 ・発言者のビデオがオフになっていて声だけでは誰が発言しているのかわからない場合、参加者リストなどで名前を確認。 ・音声に問題がある場合(発言者の声が小さい、雑音、ハウリング等)、原因を特定し、必要に応じて対応する。 ・遠隔で参加している通訳パートーナーとチャット等で連携(交代、メモ出し、オンラインタイマーの操作)。 もちろん、上記の作業を行いながら同時通訳を行わなければなりません。そして同時通訳という行為自体も、聞きながら、考えながら、話す、というマルチタスクです。 どのようにすればマルチタスクを効率的に行えるのか、私自身もまだまだ試行錯誤の日々が続きそうです!。 *写真は、自宅からリモート同時通訳を行う際の私のデスク周りです。うしろのデスクトップから主回線(会議が行われている回線)に接続し、左下のラップトップから副回線(同時通訳用の回線)に接続しています。右下の外付けモニターはデスクトップに繋ぎ、パートナーの通訳者とのチャットや資料を開くために使用しています。マイクは各回線用に1つずつ置いています。イヤホン/ヘッドホンも同様に、各回線に1本ずつ繋いでいます。
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